受精卵は分裂しながら子宮内へ
受精
妊娠は上の図のように、まず精子が子宮内にはいり、卵管をとおって、ちょうど排卵された卵子と受精します。卵子は排卵されてから約24時間で受精能力がなくなるといわれていますので、ちょうどタイミングがあわないといけません。
そして、受精した受精卵は、卵管を通って分裂を繰り返しながら子宮内に到着し、子宮内膜に着床するのです。
これらの機構のすべてが成立してはじめて妊娠が成立します。
逆にいえば、これらのたった一部でもうまくいかなければ妊娠は成立しないのです。
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卵巣にはたくさんの卵子が眠っています。
そこに、脳からでた卵胞刺激ホルモンが作用することにより、数個の卵子が発育を始めます。
そして、卵胞ホルモンが分泌されることによって子宮内膜の増殖がはじまります。
一般的には1個の卵胞が特に発育し、今度は脳からLHというホルモンがでることによって卵巣が刺激され排卵(卵巣から卵子が排出されること)がおこります。(市販の排卵チェッカーという検査薬は、このLHというホルモンがたくさんでたときをチェックしているのです。)
排卵された卵子は
卵管采に取り込まれ
卵管内へ
着床
妊娠の成立について
卵管
子宮内膜
子宮
ヒトは他の脊椎動物と異なり、性周期のほとんどに性生活が可能な生物です。
ただし、妊娠のためにはある条件をクリアしないと、妊娠は成立しません。
まず、男性が精子を産生していること、そして女性に排卵がみられることが必要条件となります。
排卵がおこる
卵巣
精子が子宮内に侵入
子宮頸管を精子が通り抜けて
膣